遊戯銃と呼ばれるものには大きく分けて、モデルガンとエアソフトガンがあります。 

 モデルガンは実銃同様の動作や観賞用として雰囲気を楽しむ玩具であり、内部パーツも含め本物の銃をそっくりそのまま模しています。また発砲音と火花のあがるキャップを装填し、撃って楽しめるものもあります。この火花を使って風船を割る競技などもありますが、弾は発射できません。

 一方、エアソフトガンは空気やガスの圧力によって弾(BB弾など)を発射できるものを指します。
そのため、BB弾を当てあうサバイバルゲームではこのエアソフトガンを用いてゲームを行います。 弾の出ないモデルガンを持って行っても重いアクセサリーにしかなりません。また、火薬は発火の恐れがあるので持込み自体禁止となっていることもあります。

エアソフトガンにはいろいろな種類があります。エアソフトガンを分けるとエアーコッキングガン、電動エアーコッキングガン(電動ガン)、ガスガン・・・などがあります。詳しく見ていきます。

エアーコッキングガン:エアコキ
エアソフトガンの王道。コッキングすることで空気を圧縮し、弾を発射できます。電気やガスの力も不要ですが、撃つたびに手で毎回コッキングする必要があります。ものによってはコッキングに結構な力を加えなくてはならず、手を動かしているわりには弾をなかなか叩き込めません。ポンプアクション式のショットガンやボルトアクション式のスナイパーライフルなどもこの部類です。実銃でもコッキングする銃はたくさんありますので、この手間にロマンを感じる人もいます。またモーター音や大きな駆動音を発しないため、サバゲーでは居場所が悟られにくいという利点もあります。

電動エアーコッキングガン:電動ガン 

先述のエアーコッキングが面倒くさい!ということで電気の力に頼ったエアーソフトガンです。モーターの力でトリガーに指をかけるだけで弾が発射されます。 この利点によって、フルオート(指をかけている間ずっと自動で発射し続ける)タイプも多いです。欠点としては、別途で装着式のバッテリーや充電器が必要で、バッテリーが切れてしまったら予備のない限り撃てませんし、ゲーム前の充電のし忘れにも十分注意しなくてはなりません。また電気を使うことにより内部の仕組みは複雑で、パーツも多くなるため動作不良・故障が多いです。

ガスガン
エアーでなくガスの力で弾を発射します。外部のタンクからホースで引っ張って供給する方法や、銃そのものに液化ガスを注入して使用する方法があります。エアーを使わないので電動ガン同様にコッキングの必要はありませんが、ガス代がかかります。また、液ガスを使うものでは気温低下などで冷えてしまうとガスが気化できず、パワーダウンに繋がります。(真冬では正しく動作しなくなることもしばしばあります。)カイロを使って温める方法もありますが、冬のサバゲーに投入しづらいのはガスガンの宿命でしょう。

ざっと大まかな説明となってしまいましたが、これらを踏まえれば銃選びに困ることはないかと思います。
サバイバルゲームを始めるにあたって一番のオススメは、電動エアーコッキングガン(電動ガン)です。遊ぶ前に充電さえしておけばバリバリ撃てます。サバイバルゲームでは叩き込む弾の数がモノをいう場面が多く、純粋に強いです。
とりあえず電動ガンで戦って、バッテリー切れなどのアクシデントの際はエアーコッキングやガスガンに切り替えることもありますし、バッテリーを複数持つというタフな方法もあります。ただし、弾づまりその他故障の際にはバッテリーを持っていたところで緊急の策にはなりませんので、前者の措置ができる装備をおすすめします。

スクリーンで見たあの銃、ネタ銃、架空銃、持ち寄る銃は自由です。
どれだけ不便だろうと自分の好きな銃を使うこだわりもかっこいいでしょう。

言葉足らずな説明もあるかとおもいますが、みなさんのスタートに少しでもお役に立てればと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。

atoranor